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すべてはお客さまのために(能田茂・和順高雄) [その他]

これは
総合スーパー、ジャスコで知られるイオンの
創業250年を記念して制作された漫画です。

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(表紙)

何かこう、
宮下あきら氏あたりに通じる本宮系の絵だな・・・と思っていたら
能田氏は本宮プロ出身で
本宮氏もこの漫画を監修していたのでした。

さて内容ですが
研修制度を利用してマレーシアからやって来た女子社員と
彼女の面倒を見ている中堅OLに
定年後再雇用で働くベテラン社員がイオンのDNAを語るというかたちで、
イオンの250年の歴史が描かれています。

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(主人公リーリャンと指導係の桃子)

ひとくちに250年と言っても
ジャスコそのものの歴史は40年ほどでして、
三社合併の中の一社で
最も歴史が古くジャスコでも経営の中心となっていった
岡田屋の歴史が三分の二ほどを占めています。

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(裏表紙。三社合併時の右からシロ・オカダヤ・フタギの社長)

長年ジャスコの顔だった現名誉会長の岡田卓也氏は
流通業を代表する一人でもあったため
自分が以前住んでいた東海地方のローカル経済新聞でも
伝記のような連載があったのですが、
そちらは失礼な言い方ながら
地元の岡田家に対するヨイショがきつすぎて
合併した他の二社についてはオマケ以下の扱いであり、
特にフタを開けてみたら財務状況が悪かったというシロについては
何ともひどい言いようでした。

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(明治期のエピソード)

しかしながら
この漫画はイオン自らが作っているからか
はたまた勝者の余裕なのかで
オカダヤ以外の二社についても丁寧に描かれており
(そもそもこの両社は合併時の社長が創業者で歴史が短い)
読んでいて好感が持てました。

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(ジャスコの顔・卓也氏と姉の千鶴子氏の話)

それぞれの章の最後には解説文がついており、
「バブルの荒波に巻き込まれなかったイオン」や
「多機能複合型ショッピングセンター」などについて
詳しい説明がされています。
自分も前々から
阪急ブレーブスは買ってくれなかったし
女子ハンドボールもあっさり手放すしケチだなぁ・・・とは思っていましたが(おい)
花博の事故がそういった派手な投資をやめるきっかけだったと知って
なるほどと思わされました。

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(これはトップバリュの解説)

そもそもイオンや流通業に興味が無ければ
面白くも何ともないと思われるからか、
この漫画は関係者むけや株主総会などで配られただけで
(ちなみに海外の進出先でも訳して配布しているとか)
たまにネットで売られているものを買うくらいしか
入手方法はありません。

ただ
イオンゴールドカードやオーナーズカード(株主カード)を
持っている方ならば
大型店舗(含マックスバリュ)にあるイオンラウンジ(無料休憩所)に
大抵数冊は備え付けられているので、
そちらで読むことができます。

※画像は(c)AEON
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いついたるねん(オガツカヅオ) [小学館]

※2006-07-28のエントリ(消去済み)に画像をプラスして加筆、修正したものです

子供の頃から霊感が強く
普通の人には見えない霊が見えてしまう若い主婦と
成仏できずに(のちに成仏しても)現世にとどまる
関西弁の少女の霊が、
新たな成仏できない霊たちと出会い
関わらないつもりが大きく関わってしまう・・・という
短編連作集です。

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(別冊ゴルゴ13No.140より)

悲しい霊が多く
暗くなりがちな展開にもかかわらず、
明るく元気な少女の霊と主人公の優しさが相まって
読後感は良かったです。

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後の作品を見てもホラー作家という感の強いオガツ氏ですけれど、
本作はホラーにプラスされたユーモアや情のバランスが良く
誰にでも勧められる漫画になっていたように思います。

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そもそも掲載誌のビッグコミック増刊は
岡崎二郎氏や高瀬理恵氏の作品目当てで買っていたのですが、
途中からは本作が一番の楽しみになっていました。

別冊ゴルゴ13にも載ったりしたので
単行本に出来る分量はあると思います。
が、
残念ながら
いまだ単行本化されておりません。

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ただ、
オガツ氏の作品は
ここのところ朝日新聞出版の『ネムキ』『シンカン』で掲載されているので
そちらからの『いついたるねん』単行本化も少し期待しております。

画像は(c)小学館・オガツカヅオ


眠れぬ夜の奇妙な話コミックス りんたとさじ (ソノラマコミックス 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

眠れぬ夜の奇妙な話コミックス りんたとさじ (ソノラマコミックス 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

  • 作者: オガツ カヅオ
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/10/07
  • メディア: コミック



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クールガイ 孤高の芦毛馬(KEN-G) [小学館]

現在も行われている小学館新人コミック大賞

その第52回一般部門入選作品です。

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今では青年部門に統合されてしまったため
ビッグコミックと同オリジナルしか読んでいない自分としては
受賞作の扱いが
どのようになっているのか分かりませんが、
当時の受賞作は
本誌・増刊・別冊ゴルゴ13のいずれかに掲載される事になっており、
この作品は別冊ゴルゴに載ったのでした。

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お話としては
良血で素質もありながら故障つづきでデビューもできない競走馬が
引退(廃用)前にデビューだけはさせてやりたいというオーナーの意向で
お気に入りの女性騎手によってレースに出るという内容でして、
新味はあまりないものの
ほんわかした絵柄と優しいストーリーが好もしい作品でした。

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作者をそれから見かけないなと思っていたら
上鹿渡健二名義(小学館のデータベースもこの名前になっている)で
『東京不動産キッズ』という作品をアフタヌーン誌にて連載されていたようです。


同賞ではこのクールガイの少し前に『岳』の石塚氏、
直後に『深夜食堂』の安部氏が大賞を受賞しており、
その後を見るに付け
大賞と入選・佳作の間にある差みたいなものを感じずにはいられませんでした。

ただ本作の場合
ゴルゴファンか移動中のサラリーマンかというくらいターゲットの狭い
別冊ゴルゴ13が掲載誌だった事もアンラッキーだったように思います。

※画像は(c)小学館・KEN-G
タグ:クールガイ
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